会津の佐藤真也さんからのお便りです

現在の田んぼの状況をお知らせします。

梅雨に入り、曇天の日が多くなりました。

会津ではまとまった降雨が少なく、6月の降雨量が例年の3割しかなかったようです。

そのため、ダムの放水量が2割ほど制限されています。

用水は通常に近い量が確保されていますが、空から降る雨がもう少しほしいところです。

 

現在の稲の生育は、草丈が30cmを超え、分げつがすすみ20本以上に増えました。

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この1カ月で草丈は2倍、茎数は7倍にもなりました。

新しい葉っぱがもう少し増えた後に、草丈がぐんぐん伸びる時期となっています。

 

今年は、全体的に田んぼの土壌活性がいまひとつの様子。

田んぼ1枚ごとに土壌の違いがありますが、慣行栽培の方は、例年よりも稲の生育にバラつきが目立ちます。

降雨量が少ないので、土壌の温度が高く、根っこが弱ってしまいます。

けれども、我が家の特栽ガイドラインの田んぼは、有機質が微生物を活性化しているので、その影響は小さく感じています。

今後は茎数が確保されたら、根っこに酸素を与える「中干し」の効果に期待しています。

例年よりも水の管理が生育を左右する作型のようです。

 

7月に入ると前線が北上し、、まとまった雨が降る季節です。

ダムの貯水率が上がるように、今後1カ月の降水量に期待しています。

そして今年はラニーニャの影響で猛暑だとか。

どうなるんでしょうか、心配です。