会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

籾の赤ちゃんができる幼穂形成期(会津では7月中旬)からの猛暑で、稲の呼吸量と蒸散量が増加し、どんなに水を入れてもすぐに田面が乾く毎日でした。日中の最高気温が38℃の連続でしたので、ひび割れた田面に入水をしてもなかなか溜まりません。やっと水が溜まっても、暑さで翌日には田面が乾き始めます。

そこでたっぷりと深水にして溜めてしまうと、酷暑で水温が上がり(40℃を超えます)稲が煮えてしまうので、深くも入れられません。入れたくても、用水路の水量が足りません。スマホの天気予報を見ては、いつかいつかと雨を待ち望みながら、ひたすら圃場へ通い畦畔を歩き続けました。

そしてちょうど出穂が始まった8月10日、恵みの雨が3日間降りました。ずーっと薄かった葉色も濃くなり、久しぶりに稲が喜んでいる姿を見ることができたので、ほっとしているところです。

 

これから一ヵ月が登熟期。夜温も下がり始めましたので、草刈りと草取り、最後の水管理に励んでまいります。