会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

会津の稲刈りも終盤を迎え、晴れ間を利用して稲ワラの収集作業です。9月下旬から稲刈りが始まりましたが、今年はなかなか進みません。

台風の影響で倒伏した圃場があるのでそちらを先に刈り取りを始めましたが、やはり難航して作業が遅れています。晴れ間が一日もなかった稲刈りですが、ようやく快晴となり、待ちに待った稲ワラの収集作業を先に実行しました。1年間の牛の飼料になるので、カラッと晴れた時でなければ作業はできません。土やワラが湿った状態で収集してしまうとワラにカビが発生し、それを与えられた牛は病気になりやすく、成長と肉質に悪影響が出てしまうのでとても気をつかいます。

刈取りから一週間以上経った圃場で、ある程度乾燥したら一度トラクターレーキで稲わらを反転させて再乾燥、乾いたらそれを集草し、やっと梱包作業の開始です(この間に雨に当ると反転作業の繰り返しです)。家族総出、助っ人を数人呼んで順次トレーラーに乗せて牛舎に格納(これは手作業の力仕事)。

お陰で今年は良いワラが獲れました!牛たちは美味しそうに食べています。来春にはここから出た堆肥が完熟となり、再び田んぼへと返されて微生物のエサとなります。

牛と、田んぼと、お日様に、感謝です。

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

稲刈りがスタートしました!

昨年より二日遅れて早生種の「ひとめぼれ」から刈り取りが始まりました。今回の台風14号の直撃で、柔らかい圃場では倒伏がみられますが、ひとめぼれは茎が丈夫なので無事でした。秋分の日からの連休も、熱帯低気圧の雨の影響でなかなか作業は進まない見込みです。ここへ来て登熟は進んでいますので、品質にはさほど影響はないと思いますが、コンバインの操作は稲の状態により一層複雑になりますので、十分に気を引き締めて作業にあたって参ります。

乾燥と調整作業を経て、新米が出来上がるまでもう少しお待ちください。

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

稲刈り前のお便りです。

9月に入り会津はようやく朝晩の気温が下がるようになりました。日中はまだ30度を越える日があるのですが、湿度も下がって日格差がかなり大きいです。登熟が進んでやっとこの一週間で黄化してきました。(先週までは稲の葉っぱがまだ青くて、稲刈りがかなり遅れそうで心配しました)

今年は7月の少雨から異例な早さの梅雨明けがありましたが、会津は8月に入ってから連日の雨。雨が降る時期が一ヶ月遅れて、茎数を確保した後の伸長期と出穂期に重なりました。生育前半が物足りなかったぶん、後半にぐんと旺盛となった様です。稲の生育ステージの中で、その時期ごとに必要な「気温と日照と降雨」がとても重要である事が分かります。

今は来週末の稲刈り開始に向けて、機械の点検と作業所の準備に取り掛かっていますが、大型の台風14号が列島を縦断しそうで心配です。稲刈り前の台風の直撃だけは避けたかったのですが、こればかりは防げません。唯々、被害が最小で通過することを祈るばかりです。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

コシヒカリが出穂を迎えましたのでお便りします。

お盆が終わり、少しずつ朝と晩の風が涼しく感じられるようになりました。雨が少ない梅雨が異例の速さで明けたとたんに、雨ばかりの8月です。雨の降らない時間帯をねらって畦畔の草刈りに追われますが、1時間もすると大量の汗で、一日に何度も着替えが必要です。

稲は草丈、茎数も少なめで推移していましたので、出穂も例年より3日程の遅れ。そしてこの時期に毎日の雨で、受粉障害が心配なところですが、これから1ヶ月登熟期。お日様の力でおいしいお米が稔ることを期待しています。

 

また各地では、豪雨の甚大な被害を受けた方々が後片付けに追われるニュース。汗を流して手間をかけてきた農作物の被害を観ると、心が痛みます。

新型コロナの感染者数も、人流の拡大でまだまだ終息が見えず、医療従事者の皆さんのご苦労も大変でしょう。

この夏、会津でもお祭りなどのイベントが規模縮小の中で開催されるようになり、我が家の長男も成人式に出席していました(当町では降雪の1月を避けて夏に開催されます)。

今後も日々の対策を徹底しながら、最後まで稲の管理を徹底して参ります。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

7月に入り生育旺盛、草丈は50センチに達しています。

5月下旬に圃場に移植された苗が、一ヶ月でこんなに大きくなりました。

会津も例年にない早さで梅雨明けとなり、朝から30℃越えです。田んぼも水温が上がりすぎないように冷たい用水を入れながら対応しています。(例年ですと、降雨により水管理は少し楽になるのですが、今年は違います)

さて、今年の春の天気は順調ではありませんでした。会津ではハウスでの育苗の時期(5月)に日照不足で、根の発育不良が散見されました。圃場への移植(田植)後の活着が悪く、養分を吸えずに「分げつ」するだけの体力がない圃場が多くありました。今でこそ新しい葉が出て回復しましたが、地力のない圃場ではその影響が大きく出ています。

我が家では完熟たい肥のお陰で順調に推移しておりますが、今後は穏やかな天候に期待するばかりです。