会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

5月の会津の風景をお便りします。

今年のGWは皆さんどのようにお過ごしでしたか?会津は、例年通りの大忙しで、どこへも出かけられません。牛舎と田んぼだけですね。

4月下旬から堆肥散布が始まりましたが、雨の日が多くてなかなか進みませんでした。微生物のエサになる有機質は、我が家の稲づくりの大切な要素です。牛舎で堆肥を積んで、トラクターで運び散布。全ての圃場に合計100往復を超えました。

 

4月24日に播種を終えた育苗箱は、ハウスで生長中です。父親が管理の担当で、ハウスの温度計をチェックしながら換気と潅水を行っています。

今年はいつもより種が薄播きになってしまいましたが、その分、丈夫な苗になってくれればよいのですが。

堆肥散布と播種を無事に終えると、ようやく耕起作業です。昨年の稲株を反転し、土壌に堆肥を混ぜ込んで、同時に酸素を与えるのが目的です。時速2.5kmで、圃場毎の土壌の性質に合わせ、土塊の大きさや深さを一定に耕していきます。柔らかめの田んぼや固めの田んぼ、隣り合った圃場でも微妙に違うので、一枚ごとに設定を変えていかなければなりません。今年は天候が悪く柔らかい圃場が多かったので、設定にはとても苦労しました。

私が耕起作業をしている間、従業員(長男)は用水路の目地補修、水口と排水路マスの修繕に追われています。

そして今日から用水路に水がやってきました。田んぼの土が酸素を十分に吸ったら、いよいよ代掻き作業が待っています!

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

令和7年産米の春作業が始まりました。

とてつもない大雪になった会津ですが、待ちに待った春が来ました。やっと来ました。雪解けが遅かったので、例年よりも一週間ほど遅れてのスタートですね。

今年は用水路と排水路の掃除(堀払い)が大変で。雪解けの時に低い方へと土砂が一緒に落ちるので、今年はいっぱいいっぱい土砂が溜まってました。

それをようやく終えると、今度は田んぼが乾いてきたので、「畔塗作業」。こちらも雪による崩落とネズミ穴が沢山あり、きっちりと畦畔を作り上げなければなりません。時速1kmの速さで、真っ直ぐに走るのが結構難しいのです。正直、眠くなって曲がったりしちゃうと格好悪いんですよ。

磐梯山の残雪を眺め、春の風を浴びながら着々と作業が進んでいきます。

この後は、我が家で一番大切な堆肥散布が待っています!

今年も、家族総出で頑張ります。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

2月に入り会津は大雪となっています。

2月5日から8日まで降り続けた雪は1メートルを超え、観測開始以来の記録となりました。新聞も届かず、7日の朝に玄関を開けると、屋根から落ちた雪も加わり、背丈以上の雪の壁でした。

除雪も追いつかず、雪捨て場もなくなりました。庭の車も、5日後にようやく1台を雪の下から救出し、買い物に出る事が出来ました。

すると道路のあちらこちらで車が立ち往生しています。スタックです。視線を横にすると、道路から逸脱して田んぼに横倒しになったトラックが何台もありました。

今週に入り降雪は一段落しましたが、道路状況も悪く、町の主幹線の国道と高速道路、JR線も通行止めが続いており、町内の小中学校、県立高校も先週から休校が継続中です。

お米の運送トラックも各社運行をストップしており、本日の時点で再開の目途が立っておりませんので、何卒ご理解をお願いします。。。

早く春になって欲しいと、心から願う会津です。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

新年を迎え、初めてのお便りになります。

1月19日 地区恒例の「歳の神」が行われました。日中に役員さんと子供会の皆さん方が集めてくれたワラや豆殻を積んで、山を作りました。今年も我が家の田んぼを使わせて頂きました。

この日は日中でも気温はマイナス2℃。雪は止みましたが、寒い中での作業で大変だったと思います。暗くなって6時30分に点火をすると、集落の皆さんが集まってきました。神棚に祀られていたお札や正月飾りを焚いて、その火でスルメやお餅を焼きます。

今年も五穀豊穣と家内安全をお祈りし、お家に帰って焼いたスルメやお餅を家族で頂きました。

今年の会津は例年よりも冬の訪れが早くやってきました。気温も低いです。雪は少なかったのですが、今回はまとめて2日で70センチも積もりました(車が自宅から出られませんでした)。こうなると、雪掻きが大変です。集落でも高齢化で離農が増え、トラクターを運転する人が減ったので、近所の方から除雪を頼まれることが増えて来ています。

長期予報は2月は平年並み、3月は暖かくなる様なので、あと1ヶ月は辛抱です。

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

9月に入り、稲刈り前の田んぼの風景をお知らせします。

5月29日に田植えをした「ひとめぼれ」の圃場です。

8月3日に出穂し登熟が進んでおり、あと10日もすれば稲刈りが始められるでしょう。

会津では台風10号の影響は最小で済みましたが、お盆の時期に毎日のように降った激しい雷雨により「コシヒカリ」の圃場では一部倒伏もみられます。今年は長梅雨で日照不足となり、中干しが徹底できずに草丈が伸びたのが影響しています。お陰で水不足の心配はなかったのですが、暑い日は誰もが田んぼに水を引きたいので、不足気味になり、水入れに一日中田んぼに通って、一方で中干しをしたい時期は連日の余計な雨で田面を乾かせない。毎年同じ作業をするのですが、同じ時期の稲の姿は天候次第で毎年違うので、それをひたすら追いかけて対応るしかありません。

新米が獲れて出荷が出来るまで、今年もラストスパートになりました。残暑の中、最後の草刈りで汗を流しますので、もう少しお待ちください。