会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

田植えからちょうど1ヶ月が経ちました。田んぼのコシヒカリは、今のところ順調に育っています。

 

今年の田植えは、昨年よりも株間を広げて今までの50株/坪から、45株/坪にしました。

近年の温暖化により6~7月の気温が高く、初期生育が旺盛になり過ぎて葉が重なってしまい、登熟期の光合成量が低下したり、風通しが悪く病気や害虫が発生して品質が低下してしまうからです。

そして今日は最高気温が34℃の予想で、朝から暑いです。梅雨前線はどこへ行ってしまったのでしょうか。本来ならシトシトと雨が降り、田んぼの稲も天水で元気が出るはずなのですが、、、。

雨が降らないので水田の水も早く無くなってしまい、水管理が大変です。今の時期は分げつ期ですので、朝と晩の巡回でその圃場にあった水深で管理しております。新しい葉を伸ばす度に分げつが出るのですが、これは水温にも左右されるのです。浅すぎず、深すぎず。一度落水して入れ直したり、少し田面を干したりと、その日の水温を確認しなければなりません。

また、田植えから10日後に、本田で1回のみの薬剤使用として除草剤を散布してありますが、今年はヒエの発生が多いですね。この除草剤が効かずに、生き残ってしまったヒエが多いです。これはおそらく、昨年の稲刈りの時に全面倒伏してしまったので、除去しきれなかったヒエの種が沢山こぼれ落ちていたものと推測します。

しかし我が家は減農薬栽培、これ以上の薬剤は使用できません。ヒエに肥料を吸われて稲の生育が悪くなるので、田んぼを歩いて抜くしかないです。気合いです。草刈りと草取りと水管理。

これからどんどん暑くなっていきますが、頑張ってまいりましょう。