十日町からお便りが届きました。

11月

【令和2年産十日町産魚沼コシヒカリ】

冬までもうすぐ‼秋作業が終わりに近づいています

今年は倒伏や稲刈り時期の雨により、刈取り作業が大幅に遅れてしまいました。例年であれば、平場は10月中には概ね刈取り作業が終了しておりますが、晩成品種の刈り取りを現在も行っている状況となります。稲作では、例年天候との闘いが続いております。当JAとしても天候に負けない栽培指導に重点を置き、生産者と一丸となり十日町産魚沼コシヒカリの品質をさらに高めていけるよう努力して参ります。

令和2年作況状況

1等比率(10月30日現在) JA十日町  58.2%

JA十日町の事前契約に対しての集荷率(10月30日現在) 90.9%

 

秋打ち・・・秋に田んぼを耕す作業

稲刈りが終わった田んぼで、トラクターによって稲わらのすき込み作業が行われています。この作業は、土づくりに重要な作業で土への有機物補充を促します。美味しいお米は土づくりから‼稲わらは土壌改良剤としての役割がとても大きいのです。

生産者の方々は、稲刈りが終わってもまた来年美味しいお米が収穫できるように努力しています。

 

 秋食欲秋‼

十日町の美味しいものはお米だけではありません!秋の味覚「えのき」や「なめこ」といったキノコ類も十日町の特産品です。汁物やあえ物などキノコ料理はとても美味しいです。美味しい新米と十日町のキノコを使った料理の組み合わせは絶品です。

 

十日町からお便りが届きました。

10月

【令和2年産十日町産魚沼コシヒカリ】

お待たせいたしました‼新米もうすぐお届いたいます

9月10日頃から、コシヒカリの収穫が始まり、刈り時期の雨により9月30日現在で刈取りが40%程度になっております。また、今年は日照不足や雨の影響により稲の草丈が高くなっており、倒れやすくなっていました。稲の倒伏により、刈取りの際に稲を立ち上る作業が増え、刈取り作業の遅れを助長させています。そのため刈取り作業に大変な苦労が生産者にはありました。

また、令和2年産の品質については、1等米比率が約7割と、昨年の1等米比率4割に比べるといい状況となっております。2等米の要因としては、日照不足による充実不足や、昨年よりは多くはないのですが、高温障害の影響などが見受けられます。これらの苦労や一生懸命心を込めて作った生産者の気持ちも含めて味わっていただければと思います。

例年天候との闘いの米作りですが、収穫・乾燥・調整を最後まで気を抜かず丁寧に行ってまいります。

 

 

 

 

丁寧に検査を行います。検査によってお米の等級が決まります。

 

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9月

【令和2年十日町産魚沼コシヒカリ】

早いところで9月6日頃からコシヒカリの稲刈りが始まります。十日町市では9月に入っても暑い日が続いていますが、朝晩は寒暖差があり涼しく感じています。この気温差がおいしいお米を育てています。収穫期を間近に控え、8月の最終週より稲刈り作業に関する説明会があちらこちらで開催されました。この説明会は、今後の栽培管理、刈り取りにあたっての説明会であり、生産者にはモミの黄化率の観察また、積算温度を参考にしての適期収穫をお願いしています。

収穫作業は最後の仕上げです。生産者の努力の実った高品質良食味米を皆様にお届けできるよう、ラストスパートを頑張ってまいります。

各地域別の刈り取り始めからピーク

十日町:9月12日~ 9月27日

川西 :9月 6日~ 9月22日

中里 :9月12日~10月 9日

しぶみ:9月12日~10月10日

 

※地域ごとに高低差がある部分に関しては若干の差があります。

 

 

 

 

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8月

令和2年十日町産魚沼コシヒカリ】

穂肥作業完了‼出穂期に入りました‼

追肥の様子

 

十日町では徐々にコシヒカリの出穂が始まっております。梅雨が長引き、日照時間も少なかったことから、品質面・生育面ともに心配をしておりましたが、今のところ順調に生育しています。例年と比較すると若干草丈が長くなっておりますので、倒伏防止に向けて呼びかけを行って参ります。

これからの時期は、「カメムシ対策」「異常気象対策」が大切になってきます。今年の病害虫調査によると、カメムシの発生率が例年に比べ高い傾向にあります。カメムシ対策を徹底し品質管理に努めていきます。また、フェーン現象、高温等、異常気象対策の徹底も行って参ります。適切な水管理を行い、登熟初期による品質低下を防いでいきます。これらの対策はメール、看板などにより農家にタイムリーに情報提供を行っております。これから夏本番を迎えますが、熱中症対策を十分に行いながら、生産者、行政、JA が一体となり高品質米生産に向けて頑張って参ります。

十日町地域の展示田圃 7月27日の写真

 

 

中里地区での生育調査の結果

標高200m前後(5/28田植え)  調査日7/30(木)

草丈(平均) 94cm  茎数(平均) 23本  葉色(SPAD値) 36

生育は例年並み

JA十日町の特産品

 

名前の由来は、伊達政宗の幼少期の名「梵天丸」から付けられました。本来は小ナスとして栽培されている梵天丸ナスですが、JA十日町ではやや大きめに栽培しています。ナスは独特の歯ごたえがあり、漬物にしても良し、焼きナスや煮物などに良し、と様々な料理に応用が出来る大変便利な野菜です。ナスが紫色をしているのは、アントシアニンという色素が関係しています。この色素はブルーベリーの藍色と同じ成分です。他にも、ナスニンやルチンといった成分も含まれています。

 

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7月

【令和2年産十日町産魚沼コシヒカリ】

田植えから1か月以上が経ち、中干しと溝切りの作業に入っています。天候の状況も順調に進んでおり、晴れの日が何日も続かず適度に雨の日もあり、水不足だった田んぼも息を吹き返してきています。今後は暑い日が続くことが予想されますが、JA十日町では、最近の異常気象にも負けない栽培指導をしており、中干し完了後に中間追肥としてケイ酸入りの肥料を散布するよう呼びかけています。ケイ酸入りの肥料を散布することによって稲の茎が固くなり、倒伏の軽減になります。また、稲の根の張りも良くなり、高温時の水分の吸収を良くする効果が得られます。

今年もおいしいお米を消費者の皆様に届けられるよう、生産者とJAが一丸となって頑張っていきます‼

  【 順調に生育中‼】 写真は6月25日(木)のものです。

 

 

中里地区での生育調査の結果(5/28田植え)

調査日(6/29)月  草丈(平均)  56cm

茎数(平均)  31本

葉色(SPAD値) 40  生育が2~3日例年より早い

 

  【JAの取り組み】

子供たちへの食農教育として、例年「どろんこキッズスクール」という田植体験や稲刈り体験など、農に関わる体験の出来るイベントを行ってまいりましたが、今年度はコロナ禍で中止となってしまいました。「どろんこキッズスクール」を楽しみにしていた児童に対し、非集合型の食農イベント「バケツ栽培コンクール」を企画しました。

子供達には、同じ条件で苗を植えたバケツ稲を配布し、自宅で収穫の時期まで育て、稲の成長を間近で見て観察日記をつけてもらいます。栽培中はJAの営農担当が定期的に参加者の家を巡回し、アドバイスを行います。

子供たちは「枯れないように大切に育てたい!」と話していました。

コロナで人が集まるイベントが難しい中、地域密着だからこそできるイベントです‼