JA魚沼からお便りが届きました。

令和6年9月

【JA魚沼産地情報】

コシヒカリの収穫が始まっています

今年の8月は昨年のような高温・水不足の影響はありませんでしたが、草丈が長く、8月下旬に強い雨が降った影響で多くの圃場が倒伏しました。昨年と同じく刈取り時期が例年より1週間ほど早まり、もち米や酒米などの早生品種は8月最終週から刈取りが始まりました。コシヒカリは9月10日前後から刈取りが始まっています。

しかしながら、9月15日(日)から1週間ほど雨が降り続き、なかなか収穫作業が進んでいない状況です。9月23日時点の集荷実績はコシヒカリ約48,000袋集荷19.0%(契約対比)、1等比率80.7%となっております。集荷の状況が進展しましたら随時情報をお伝えして参ります。

JA魚沼からお便りが届きました。

令和6年8月

【JA魚沼産地情報】

穂肥が撒き終わり出穂期に入りました!

穂肥が撒き終わり、出穂期に入りました。今年の十日町の夏は、気温は高く30℃前後を記録していますが、夜間は20℃前半まで気温が下がるため昨年のような高温にはならないと予想しています。新潟県は昨年の高温被害の影響を受け、R6年産米では窒素成分を1kg多く撒けるよう慣行基準を改定し、3回目の穂肥を撒けるようにしました。しかし、6月の気温が高い影響で基肥の成分溶出が早まり、7月時点で草丈が長く、葉色が濃い状況でした。そのため、1回目の穂肥の時期は遅め、量は控えめで施肥を行い、本来3回目穂肥を撒く時期に2回目穂肥を撒いた方が多い印象です。

平場(標高100~200m)コシヒカリの出穂期は8/1~9、山間地(400~500m)は8/3~11が出穂期となりました。新潟地域気象台によると8月の予報は気温「高い」、降水量「平年並みか多い」、日照時間「平年並み」となっております。今年は梅雨時期にしっかりと雨が降り、梅雨明け後も雨が降る日あるため、今のところ水不足の心配はなさそうです。今後も台風等で強風が吹かなければ倒伏の心配もなさそうです。

JA魚沼からお便りが届きました。

令和6年7月

【JA魚沼産地情報】

6月の作業として中干しと溝切り作業を行いました。中干しは根に酸素を供給し根の張りが良くなりより肥料を吸収しやすくなります。溝切りは高温時や水が少ない時でも圃場全体に速やかに水を張り巡らせることができるため、今年のように水不足の年は必須の作業になります。

今年は雪と降水が少なく、水不足が発生している地域があります。今後も用水確保が困難な圃場では中干はせずに、降水を活用し、できる限り湛水をするよう情報を共有しました。

7月1日の生育状況として、草丈は「長い」、茎数は「多い」、葉色は「濃い」、葉数の進みは「やや早い」となっております。稲姿は大型化しており、急激な茎数増加により、有効茎歩合の低下が予想されます。7月に入って以降、日照不足が続いておりこのままの状態では正確な穂肥対応をしないと未熟粒の増加や倒伏の危険性があります。7月中旬頃の生育変化に注視する必要があります。

穂肥

7月に入るといよいよ穂肥を撒く時期となります。今年から化学窒素の使用量が1kg増えたことにより穂肥を3回撒いてもらうよう情報を生産者と共有しています。十日町地域では生育情報をもとにした穂肥の施肥量の目安を現地指導会や情報看板等で生産者にお伝えし、品質向上に努めます。

JA魚沼からお便りが届きました。

令和6年6月

【JA魚沼産地情報】

田植え作業が概ね完了しました‼

十日町ではGW明けから田植え作業が始まりました。しかしながら、今年は雪が少なかった影響もあり、水不足に陥る地域がありました。そういった一部の地域で田植えができないという報告を受けています。また、昨年の高温の影響で圃場の深いところで大きなひび割れを起こし、圃場に水が溜まらないという被害も出ています。昨年の異常高温と水不足、小雪が6年産米の作付けに影響を与えています。

田植え後の生育状況について、5月中旬までに田植えをした圃場では、生育は順調に進んでいます。5月下旬以降に田植えをした圃場では6月初旬の低温により茎数の増加が緩慢となっています。

これからは中干しの時期になりますが、今後も用水確保が難しい圃場では中干しはせずに、降雨等を活用しできるだけ湛水管理をするよう生産者に情報を繋いでいます。

今年も高温が予想されているため、苗の生育状況を順次お伝えして参ります。

 

JA魚沼からお便りが届きました。

令和6年5月

【JA魚沼産地情報】

播種した苗が順調に育っています!

育苗において温度管理は重要です。適切な温度を一定に保つことで元気な苗を育てることができます。4月は寒暖差が激しく、生産者は育苗の温度管理に細心の注意を払っていました。ハウスや苗代では健康な苗がぐんぐん成長しています。生産者は、8月5日~8月15日に出穂期を迎えるように日にちを逆算して田植え日を決めます。いよいよ5月中旬からは田植え作業が始まります!!

 

どろんこキッズスクール 参加者募集!

今年もどろんこキッズスクールを開催します。

合併してJA魚沼となりましたが、十日町地区では第16期生の参加者を募集します。5月の開校式(田植え)からスタートして11月の修了式までさまざまな「食」と「農」の体験を通して命の大切さを学びます。