会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

耕起作業が始まっています。

GW中は毎日、田んぼへ通い、どこへも出かけられない多忙な時期。4月下旬に堆肥散布を無事に終えた田んぼ、次は田起こしです。柔らかい圃場も好天で乾き、トラクターも沈み込む事無く作業が出来ます。圃場は1枚ごと土質に違いがあるため、ロータリー(土を起こし反転する)の回転数とトラクターの進行速度を微調整しなければなりません。そうしないと起こす深さが変わり、土塊の大きさがバラバラになってしまうので稲の生育に差が出ます。残念ながらそれをわからないで同じ設定で田起こしをする生産者がほとんどです。同じ肥料を同じ量入れたのに、生育も収量も品質もバラバラに、となってしまうのです。それだけ、田起こしには技術が必要なんですね。田起こしで酸素を供給し、微生物が目覚めて一斉に活動を始、そして事前に散布した堆肥の有機物を分解してくれます。

田んぼではもう大切な生産活動が盛んに始まっているのです。

一方、ハウスでは苗が順調に育っています。今年は珍しく芽出しがきれいに揃い、我が家の父と母は大喜び。寒い日も暑い日も、温度に気を配ってもう少しハウスで管理していきます。

来週はとうとう堰上げ、水が来ます。田植に向けてもうひと頑張りです。

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

4月に入り本年の作業が始まりました。今年の春の訪れは雪解けとともに例年より早く訪れています。毎年のことですが、用水路と排水路の清掃からスタート。

全ての圃場の水路に落ちた土砂とゴミを、スコップできれいに上げていきます。一かき上げては一歩前、一かき上げては一歩前を繰り返し。冬の間に鈍ってしまった身体、腰も膝も肘も悲鳴を上げます(3日も続くと慣れますが)。時折頭を上げて腰を伸ばすと、心地よい風が顔にあたりとても清々しい気持ちになります。

遠くに飯豊山の残雪を眺め、春だなあと思うのです。

しかし少し広い幹線沿いには、ジュースやビールの空き缶が散乱!!誰が捨てたモノやら、悲しい世の中です。

会津では今まさに桜が咲いています(平年よりかなり早いです)。

来週からは種籾の浸種に入ります。播種作業予定の4月22日を目指して、圃場と作業場でどんどん作業を進めて参ります。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

12月18日の大雪には驚かされました。

1日中降った雪はいきなりの50cm越えの積雪となり車も出せず、翌日からの除雪は大変でした。それでも本日の大みそかには道路の雪は消え、田面も所々土が見えるようになり安堵しています。

さて、令和4年もいろいろありました。

新型コロナは様々な行動制限の緩和のたびに感染者数は増減を繰り返し、ウクライナ情勢の不安と円安により、食糧をはじめ生産資材の高騰は生活を逼迫。生産現場では春の肥料調達に翻弄し、夏以降は日照不足で植物はいつもとは違った生長となりましたが、それでも大きな被害にあわずに済みました。これまでやってきた環境保全型農法と、それを支えてくださっている皆様方のお力添えに感謝しております。

来年も一緒に平穏で心豊かに生活できるようお祈りをして新年を迎えたいと思います。

良い新年をお迎えください。令和5年もお世話になります。

 

追記 本日の夜に日テレで放送されます「笑って年越し!・・・」の番組中に所さんのダーツの旅対決があるのですが、なんと「会津坂下町」が当たりロケに来ておりました。

お時間があれば是非ご覧ください。もしかしたら我が家が映るかもしれませんよ?!

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

会津の稲刈りも終盤を迎え、晴れ間を利用して稲ワラの収集作業です。9月下旬から稲刈りが始まりましたが、今年はなかなか進みません。

台風の影響で倒伏した圃場があるのでそちらを先に刈り取りを始めましたが、やはり難航して作業が遅れています。晴れ間が一日もなかった稲刈りですが、ようやく快晴となり、待ちに待った稲ワラの収集作業を先に実行しました。1年間の牛の飼料になるので、カラッと晴れた時でなければ作業はできません。土やワラが湿った状態で収集してしまうとワラにカビが発生し、それを与えられた牛は病気になりやすく、成長と肉質に悪影響が出てしまうのでとても気をつかいます。

刈取りから一週間以上経った圃場で、ある程度乾燥したら一度トラクターレーキで稲わらを反転させて再乾燥、乾いたらそれを集草し、やっと梱包作業の開始です(この間に雨に当ると反転作業の繰り返しです)。家族総出、助っ人を数人呼んで順次トレーラーに乗せて牛舎に格納(これは手作業の力仕事)。

お陰で今年は良いワラが獲れました!牛たちは美味しそうに食べています。来春にはここから出た堆肥が完熟となり、再び田んぼへと返されて微生物のエサとなります。

牛と、田んぼと、お日様に、感謝です。

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

稲刈りがスタートしました!

昨年より二日遅れて早生種の「ひとめぼれ」から刈り取りが始まりました。今回の台風14号の直撃で、柔らかい圃場では倒伏がみられますが、ひとめぼれは茎が丈夫なので無事でした。秋分の日からの連休も、熱帯低気圧の雨の影響でなかなか作業は進まない見込みです。ここへ来て登熟は進んでいますので、品質にはさほど影響はないと思いますが、コンバインの操作は稲の状態により一層複雑になりますので、十分に気を引き締めて作業にあたって参ります。

乾燥と調整作業を経て、新米が出来上がるまでもう少しお待ちください。