十日町からお便りが届きました。

令和3年8月  

【十日町産魚沼コシヒカリ】

穂肥が撒き終わり出穂期に入りました!

穂肥を撒く時期は草丈や葉色の測定、幼穂(稲穂の赤ちゃん)の長さを確認して決めます。穂肥は撒く時期が早すぎたり、量が多すぎたりすると稲が倒れる原因となるため注意が必要です。そのためJA十日町では穂肥診断を実施しており、生産者に持参してもらった稲を職員が草丈や葉色、幼穂の長さを確認しいつ頃穂肥を撒けばよいか指導しています。

生育状況については、梅雨明けの高温により、出穂期が早まっている状況です。今後の天候としても向こう一ヶ月は晴れの日が多いと予想されており、このままいけば豊作が期待できます!

幼穂が稲穂になった姿

白い部分が幼穂で、成長すると茎の中を登っていきお米になります。

 

 

JA十日町では病害虫調査の一環として、水田にフェロモントラップを設置しています。フェロモントラップとは、合成された性フェロモンにより病害虫などの昆虫を捕獲するための罠です。フェロモントラップを設置することで病害虫の発生量を予測することができます。JAは指導会や稲作情報というチラシで病害虫の発生量を知らせ、病害虫防除を呼びかけます。特にカメムシはお米に直接被害を与えることから生産者に適期防除をするよう指導しています。

    フェロモントラップ