十日町からお便りが届きました。

令和4年8月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

十日町管内の圃場では出穂を迎えて

JA十日町管内の生育状況についてお伝えします。コシヒカリの生育は、草丈は「並」、茎数は「多い」、葉数の進みは「並」、葉色は「淡い」となっています。穂肥施用後も葉色が淡いままの圃場があり、栄養凋落が懸念されます。8月末までの天候の見通しは、気温は「高い」、降水量と日照時間は「平年並」となっています。高温になると稲は多くの栄養を必要とするため、葉色の淡い圃場では3回目の穂肥を施用するよう指導しました。

昨年はカメムシによる被害が多かったため、生産者に適期防除を行ってもらえるよう指導して参ります。

上の写真はドローンでカメムシ防除の農薬を散布している様子です。広大な面積で稲作を行っている生産者は、農薬の散布だけでも多大な労力を要します。ドローンを導入して農作業の効率化を図る生産者が少数ですが増えてきました。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

コシヒカリが出穂を迎えましたのでお便りします。

お盆が終わり、少しずつ朝と晩の風が涼しく感じられるようになりました。雨が少ない梅雨が異例の速さで明けたとたんに、雨ばかりの8月です。雨の降らない時間帯をねらって畦畔の草刈りに追われますが、1時間もすると大量の汗で、一日に何度も着替えが必要です。

稲は草丈、茎数も少なめで推移していましたので、出穂も例年より3日程の遅れ。そしてこの時期に毎日の雨で、受粉障害が心配なところですが、これから1ヶ月登熟期。お日様の力でおいしいお米が稔ることを期待しています。

 

また各地では、豪雨の甚大な被害を受けた方々が後片付けに追われるニュース。汗を流して手間をかけてきた農作物の被害を観ると、心が痛みます。

新型コロナの感染者数も、人流の拡大でまだまだ終息が見えず、医療従事者の皆さんのご苦労も大変でしょう。

この夏、会津でもお祭りなどのイベントが規模縮小の中で開催されるようになり、我が家の長男も成人式に出席していました(当町では降雪の1月を避けて夏に開催されます)。

今後も日々の対策を徹底しながら、最後まで稲の管理を徹底して参ります。