十日町からお便りが届きました。

令和4年10月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

新米出荷できます‼

9月5日からはじまった4年産米の集荷・検査も終盤を迎えています。コシヒカリの集荷検査実績は約87%、1等比率は約87%(10月17日時点)と品質・食味ともに自信をもってお届けできるものと自負しております。

しかしながら、昨年に引き続き今年も大幅な収量減が想定されます。新潟県が10月14日に公表した県内の作況指数は100(9月25日時点)で平年並みとなりましたが、魚沼地域ではそれ以上の収量減となる可能性が非常に高くなっております。

4年産米はお米の粒がやせており、2等の格落ち要因は未熟粒が一番の原因となっております。また、北陸農政局が公表した作況指数を算出するのに用いるふるい目は1.85mmですが、JA十日町ではふるい目1.9mmを使用しているため、公表された作況指数より収量減が想定されます。

まだ集荷は続きますので、今後の動向を注視して参ります。

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

会津の稲刈りも終盤を迎え、晴れ間を利用して稲ワラの収集作業です。9月下旬から稲刈りが始まりましたが、今年はなかなか進みません。

台風の影響で倒伏した圃場があるのでそちらを先に刈り取りを始めましたが、やはり難航して作業が遅れています。晴れ間が一日もなかった稲刈りですが、ようやく快晴となり、待ちに待った稲ワラの収集作業を先に実行しました。1年間の牛の飼料になるので、カラッと晴れた時でなければ作業はできません。土やワラが湿った状態で収集してしまうとワラにカビが発生し、それを与えられた牛は病気になりやすく、成長と肉質に悪影響が出てしまうのでとても気をつかいます。

刈取りから一週間以上経った圃場で、ある程度乾燥したら一度トラクターレーキで稲わらを反転させて再乾燥、乾いたらそれを集草し、やっと梱包作業の開始です(この間に雨に当ると反転作業の繰り返しです)。家族総出、助っ人を数人呼んで順次トレーラーに乗せて牛舎に格納(これは手作業の力仕事)。

お陰で今年は良いワラが獲れました!牛たちは美味しそうに食べています。来春にはここから出た堆肥が完熟となり、再び田んぼへと返されて微生物のエサとなります。

牛と、田んぼと、お日様に、感謝です。