十日町からお便りが届きました。

令和4年11月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

北陸農政局が公表した新潟県内中越地区の作況指数は前回と変わらず、100(10/25時点)で平年並みとなっておりますが、魚沼地域ではそれ以上の収量減となっております。

4年産米につきましては、JA十日町が当初計画していた集荷量に対して大幅な減となっており、集荷実績は契約対比で約90%と非常に厳しい状況となっております。収量減の要因としまして、6月の早い梅雨入り後、すぐに降水量が少なくなり、高温が続いた影響で肥料の吸収が早まり、稲の下位節間が伸び、倒伏の原因となりました。さらに出穂は8/8と例年より2~3日遅れ、出穂後は気温の低下と日照不足により登熟が進まず、収量減につながったと考えられます。

秋うち・・・稲刈りが終わってから田んぼを耕す作業

稲刈りが終わってからトラクターで田んぼを耕し、田んぼの中に稲わらをすき込んでいきます。春ではなく秋のうちに稲わらをすき込むことで土が柔らかくなる、土壌中の窒素量が増えるなど堆肥とほぼ同じ効果が得られ、ワキ(硫化水素、メタンガス)の発生を抑え根腐れなどの生育障害を軽減できます。

生産者の方々は、稲刈り後も来年おいしいお米が収穫できるように努力しています。