会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

今日は久しぶりの秋晴れで青い空を仰げます。お彼岸も近づき、そろそろ稲刈りシーズン到来。9月10日には用水が止まり、最後の登熟が順調に進んでいます。朝はめっきりと気温が下がり、今朝は10度。昼間は28度まで上がっています。毛布だけでは寒くなりまして、布団を出そうかと思うほどで、この日格差が大事なんですね。

 

今は、稲刈り前の作業場と機械の清掃・点検を進めながら、田んぼの草取りに勤しんでおります。今年は渇水騒ぎでしたから、早くから田面が乾き、後発の雑草が多くなりました。たちが悪いのは「クサネム」です。

通常の除草剤では効きが悪く、専用の除草剤は特別栽培の関係で使用できませんので、1本ずつ手で抜きます。クサネムは種子の一粒が発芽すると百倍もの実を付けます。稲刈中でも見つけるとコンバインを止めて、根こそぎ引き抜かなければ根絶しません。種子は硬くて休眠が深いので、条件が合えば何年後でも発芽してしまう強靭な雑草。身を潜めていた彼らが、今年は天候のお陰で大発生です。稲をかき分けクサネムを抜き、手がいっぱいになったら道路まで搬出、また田んぼへ。1時間もしないうちに、軽トラックに山ほどのクサネム。トンボやイナゴを観ながら、地未知な作業です。

 

週末から稲刈りです。天候が続きますように。