会津の佐藤真也さんからのお便りです

3月に入りましたね。会津もようやく春の訪れを感じるようになりました。日に日に太陽の力強さを肌で感じ、数年ぶりの厳しい冬が終わろうとしている事に、安堵しております。

とはいえ、まだまだ田んぼは雪に覆われ、農道と水路の区別もつかない状態です。(生活圏の一本裏の通りは除雪もされずに、田んぼまでは車では行けません)

でも、この雪と寒さのお陰で、土壌中の微生物が活動を停止しているので、地力(有機質)が温存されているのです。ありがたく、大切なモノなのですね。

さて、年度末の決算期に入り、私も様々な団体の総会の準備に追われていますが、地域に暮らす人々のつながりを大切にして、これから活躍する次世代のための環境改善に携わっております。地方では雇用の場が減少し、大都市圏への人口流出による少子化や高齢化で、自治体の財政弱体が進む一方で税負担が重く、高校の進学を諦めざるを得ない家庭も少なくありません。

そしてもうすぐ、あの大震災から7年。雪解けは春とともにその歩みが早まりますが、痛ましい記憶とその影響は、なかなか消えることが出来ません。

はやく、春よ来い。そう祈って、会津の風景を送ります。