JA魚沼から産地情報をお届けします

令和6年4月

【JA魚沼産地情報】

春作業が始まりました!

浸種とは水温10~15℃の水に積算温度が100℃になるようにたっぷりの水に種籾をつける作業です。効果として、水を吸収させることで種籾を休眠状態から覚醒させ、活動を活発にし、発芽をしやすくします。温湯消毒した種籾は2日に1回水の更新を行います。

今年の種籾は昨年の高温の影響により休眠が深いとされています。そのため、積算温度が120℃なるよう浸種作業が必要になります。

 

4月に入ると播種(種まき)作業が始まり、ハウスや苗代で苗が育てられます。十日町地区の中里育苗センターでも播種・育苗作業を行っており、中里育苗センターでは5万枚の苗箱に播種しています。

夏場の高温に負けないための栽培は健苗の育成が大事となります。JAと生産者が一丸となって高品質米の栽培に努めます。

今日のランチ🍝

筍いっぱいの毎日😋今日のお昼ご飯は息子が作ってくれました。

筍、ホタルイカ、ブロッコリー、シラス。オリーブオイルとニンニク、鷹の爪でペパロンチーニ風に。とても美味しく頂きました‼アンチョビがあったら、もっとよかったのに!との反省でした。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

4月に入り、日中は汗ばむ陽気となり、ようやく咲いた桜も散り始めました。そして田んぼの作業が始まりました。

まずは用水路と排水路の掃除(泥上げ)です。

全圃場を周ってスコップで一掻き、一掻き。汗もかきます。この仕事をしないと圃場が乾かないので、最初の重労働です。(集落も高齢化が進み、この重労働をサボる方が増えているように思います)私も年々きつくなってきましたが、今年からは長男が就農したので戦力アップ!その時に、用水路の継ぎ目の「目地」が壊れている箇所を確認します。経年劣化ですね。用水に水が来る前にコーキング材で補修しなければなりません。割れ目を埋めないと水漏れが発生してしまいます。清掃と補修を終えた頃、やっと圃場が乾き始めて、次は堆肥散布。

1年間かけて完熟させた牛糞堆肥を散布機(マニュアスプレッダと言います)で圃場を駆け巡ります。牛舎の堆肥舎で積み込み、これまた全圃場へGO、有機質を大地へ還元します。50年続く土づくり、我が家の一番大切な作業です。同時に父親は畦畔塗り作業で、ネズミ穴を塞いでいきます。

そして来週は「播種」作業へと向かいます。カレンダーと天気予報をチェックしながら、「明日はこっちであの作業」と、家族会議が慌しくなってきました。

今年もおいしいお米が出来るように、精いっぱい頑張って参ります。