十日町からお便りが届きました。

令和4年6月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

今年の田植えも概ね完了しました

十日町ではGW明けから田植え作業が始まりました。5月に入ってからも寒暖差が激しく、朝晩は気温の低い日が続きました。朝晩の気温が低いことで田植え後、苗の生育が順調に進まず、苗丈が伸びなかったり、分げつが進まなかったりと生育に影響が出ていました。5月下旬になると30℃を超える日もあり、気温が高くなってきているため、生育も順調に進んでくると考えられます。

今後も産地情報にて苗の生育状況をお伝えしていきます。

 きものまつり

GWの5月3日(火)には3年ぶりにきものまつりが開催されました。酒類を含む飲食の提供やイベントへ参加するには、検温・消毒スポットでリストバンドの着用が必要で感染対策もしっかりと行われていました。

同日には十日町市の成人式も開催され、華やかな振り袖姿の新成人が街を彩りました。

※写真はコロナ前に開催されたときのものです。

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令和4年5月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

4月のメインは育苗作業です。

 

播種作業

4月中旬ごろから苗箱に播種(種まき)を行います。JA十日町では1日6,000枚の苗箱に播種を行っています。

 

②出芽

播種した苗箱を30℃を一定に保った密室で芽が出るまで管理します。

 

③苗箱を苗代へ並べ、徹底した温度管理で健苗になるよう育てていきます。凹凸のない平らなところに並べるとムラなく苗を育てることができます。

 

④4月末の苗の様子

4月中旬に播種をした苗は、適切な温度管理のもと4月末頃になると苗丈が伸び、葉の幅が広く、緑色の刀のようにピンと立っています。

 

 

 

 

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令和4年4月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

3月は雪が降る日も見られましたが、かなり春らしい陽気となりました!

消雪情報(3月20日時点)

十日町 4月15日~20日     松代  4月15日~20日

川西  4月16日~21日     松之山 5月01日~06日

浸種とは水温10~15℃の水に積算温度が100℃になるように、たっぷりの水に種籾をつける作業です。効果として、水を吸収させることで種籾を休眠状態から覚醒させ、活動を活発にし、発芽しやすくします。温湯消毒した種籾は、2日に1回水の更新を行います。着々と播種作業に向けて準備が進んでおります。

4月5日の田んぼの様子です。4月に入り、かなり春らしい陽気になりましたが、田んぼにはまだまだ雪が残っています。田んぼの雪を重機で崩して雪解けを早めている田んぼもいくつか見られます。4月の主な作業内容は育苗となります。生産者に健苗の育成をしてもらえるよう指導を徹底して参ります。

※営農懇談会を開催しました※

毎年3月に各地区にて「営農懇談会」が行われます。営農懇談会では、米国情勢や1年の農作業の流れを確認することで、生産者からも米国情勢を理解してもらい、安全な作業に取り組んでもらうように心がけています。

 

 

 

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令和4年3月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

 

〇令和4年産米に向け農作業が始まります

3月に入ってもまだまだ雪が積もっておりますが、温湯消毒など令和4年産米に向けて作業は始まっています。

2/28(月)時点での積雪深は、十日町223cm、川西260cm、松代239cm、松之山337cmとなっております。3月に入ると田んぼや畑の除雪を行い、春の作業に備える生産者の方もいらっしゃいます。農作業事故への注意喚起を十分に行いながら、作業をしていただきたいと思います。

〇温湯消毒

当JAでは、農薬を使わずに60℃のお湯に10分間つけてコシヒカリの種籾の消毒をし、伝染病や病害虫の防除を行います。温湯消毒は苗半作と言われるように稲作作業において、重要な作業で、おいしいお米作りの第一歩になります。

温湯消毒の作業手順

〇土壌診断

令和元年まで当JAでは希望する生産者に圃場の土を持って来てもらい、ケイ酸、カリ、リン酸等の土壌成分の分析を行っていました。しかし、検査を行う機械の老朽化に伴い、令和2年の秋から全農に土壌診断の委託をしています。結果をもとに、次年度の施肥計画に活用してもらうことを目的としています。

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令和4年2月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

1月に入ってすぐは晴れたり雪が降ったりを繰り返していましたが、1月10日過ぎから大雪の日が続き、かなりの積雪量となりました。棚田や温泉で有名な松之山地区では、3m近くの雪が積もりました。市内の各所では除雪作業に追われています。JA十日町が所有する建物でも雪下し作業が行われ、職員が作業に当たっています。

オミクロン株の出現をはじめ、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、今年の十日町雪まつりも中止が決定されました。コロナウイルスの感染が収束し、県外の観光客の方々で溢れかえる十日町が待ち遠しいです。

除雪の様子

 

節季市(チンコロ市)

節季市とは、農家の方々が主に冬の間の副業として竹やわら等で作った生活用品や民芸品を持ち寄って始めた市場に由来しています。中でも犬や十二支などを型どり、しんこ(米の粉)で作ったチンコロが人気で、別名チンコロ市とも呼ばれています。

チンコロは、魔除けや福を招く縁起物として飾られます。乾燥するとひび割れてしまいますが、ひび割れの数だけ幸せになれると言われています。

毎年50軒ほどの露店が並びますが、今年は新型コロナウイルスの影響で節季市からチンコロ販売会へと変更して開催されます。